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この男は、自分の牝に「mine」と、名前をつけておきながら、その名前を覚えていないの?!って、くらいわたしを呼ぶことがなかった。

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mineはsinさまにつけていただいた名前だ。
知り合ったころのわたしのハンドルは、好きなまんがの主人公の名前を適当につけただけだったから、わたしの方から名前をつけてください。と、お願いした。

「私のことは、sinと呼んでください。」と、あったのでご主人様と呼ぶことはなく、sinさま。と、お呼びするようになった。
わたし自身もsinさまをそうお呼びするのに、なかなか慣れなかったのを覚えている。

しかし、sinさまはかなり長い間わたしをmine。と、お呼びになることはなかった。
メールでもそうだし実際ににもそうだった。

ふたりで一緒にいて、話しかければmineに対してに決まっているのだから、名前を呼ぶ必要がない。
mineにメールをしているのだから、どんなこともmineに宛てている。だからわざわざ名前を添えて書くこともない。
と、至極もっともな理由で、わたしをmineと呼ぶことはなかったのだ。
まぁ…きっと、わたしに対して関心がなかったのだろうなぁ…と、sinさまの性質から考える。

それが、ここ1〜2年くらいになって、メールに「mine」と、わたしの名前があげられるようになった。
はじめて自分の名前をsinさまからのメールに見たときは、ぞくぞくするほど嬉しかった。
やっとわたしの存在を、現実世界で認識してくださるようになった?!なんて、大げさに考えるほどだった(苦笑)

それほど無口で外に対して無関心な男だった。

ある日の別れ際、いつものホーム下で、わたしは思わず泣いてしまったことがあった。
sinさまにとってはすっかり忘れてしまった約束で、わたしにとってはとても大切な約束。
一緒にいた時間、ずっと黙っていたのだけれど、別れ際になって悲しくて悲しくて泣いてしまったのだ。
sinさまは、そのとき咄嗟に「mine」と、おっしゃった。

わたしを見ていらっしゃる。
自分の目の前のものが、mineと自分が名付けた自分のものだと、sinさまのなかでわたしは在るのだと…感じたのだった。

理解不能に思われた男。
理解するより先に、少しずつお互いのなかに、融けあっている。
そんな感じでふたりの関係は続いてきたんだな。

でも、最初からこうなるはずだった。
だって、わたしの名前はmineと、sinさまが名付けられたのだから…。


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嗜虐にその変態性欲を満たす男と、その男に飼われ被虐の快感に陶酔する女のお気楽な記録♪

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